ダウンドックのコツ⑥ ー 骨盤の位置とダウンドックの効果
こんにちは。
「やさしいヨガと出会う場所ーSugandha 蓮沼・蒲田/横浜 ヨガ教室、プライベート・パーソナルヨガ」 emiです。
adho mukha svanasana(下向きの犬のポーズ)、いわゆるダウンドックを6回連続で解説しています。
ダウンドックのコツ④ ー 足で地を踏みしめる
ダウンドックのコツ⑤ ー 頭の位置と視線
今回は、骨盤の位置とダウンドックの効果についてです。
ダウンドックのときの骨盤の位置
ダウンドックは、全身の後ろ側、脇の下や体側、背中・腰、脚の後ろ側全体が伸びてとても気持ち良いポーズで、私は大好きです。
気持ちよく伸ばそうと思って、ついやってしまうのが、
骨盤を前傾させて、腰を反ってしまう(いわゆる反り腰)
のです。
ダウンドックでの骨盤の位置は、前傾も後傾もせず、まっすぐです。
上の図のように、背中・腰は一直線になっています。
ダウンドックで反り腰になっている方は、自然に立っているときも反り腰の癖がついているかもしれません。
反り腰は腰痛の原因でもあって、ダウンドックで反り腰を続けているのも同様に、腰を痛める原因にもなります。
骨盤の位置・傾きは、特に気をつけたいところです。
ダウンドックの効果
もし、何かひとつだけ、ポーズをするとしたら、ひとつしか選べないなら、私はダウンドックを選びます。
ダウンドックは効果も奥深いのです。
1)全身が緩んで、疲労が取れます
肩・脇の下、体側、背骨全体、腰、足の後ろ側の、ハムストリングス・膝の裏・ふくらはぎ・足首、全て緩むので、緊張が解けて、体が気持ちよく、楽になります。
脚のむくみ、だるさ、肩こり、腰痛などにも効果的。
2)適度に腕と足の力を使う
体を支えるために、適度に腕や手、脚・足の力を使うので、緩めるとともに、体を強化できます。
筋肉を使うことで、血流が良くなります。
3)頭が下になるので、頭や上半身の血流が改善される
頭がスッキリして、クリアになります。
体も気持ちも、気分爽快、リフレッシュできます。
4)上半身は逆さまになり、呼吸が深くなる
立っている時とは逆さまになるので、肺も逆さまになっています。
横隔膜を使って、深く吐き切る呼吸ができます。
5)上半身は逆さまになり、心臓に負担をかけず、血行が良くなる
心拍数を上げる運動をせずとも、血流が良くなります。
まとめ
お気づきだと思いますが、このポーズひとつで、前屈、逆転の効果が入っています。
更に、腕や脚の強化もできます。
いろいろと万能なポーズですよね。
こんな効果を意識して行うと、ポーズの深さ、ヨガの深さが感じられて、ますますヨガが楽しくなりますよ。
ダウンドックについての解説は今回で終わります。
お役に立てれば幸いです。