熱中症・暑さに対応できる体へ——猛暑にそなえるヨガ習慣
こんにちは。
Sugandha(スガンダ) Yoga のエミです。
「6月なのに、こんなに暑いなんて…」
今年(2025年)の6月は、早くも真夏のような暑さですね。
熱中症アラートも発令され、対策が欠かせません。
特に更年期世代の女性にとっては、
自律神経のバランスが崩れて、
体温調整が難しくなりやすいので、
暑さがこたえると感じる方も多いのではないでしょうか。

最近は、「暑熱順化」という言葉がよく聞かれるようになりました。
汗をかいて暑さに慣れる習慣が、熱中症予防に役立つと言われています。
この暑熱順化にヨガもとても効果的です。
今回は、ヨガを通じて実践できるセルフケアと、おすすめのポーズをご紹介します。
熱中症の原因
気温や湿度が高く、風が弱いと、体に熱がこもりやすくなります。
本来は汗をかいて熱を逃がしますが、
急な暑さに体が慣れていないと(暑熱順化ができていないと)、
うまく体温調節ができません。
さらに、汗で水分や塩分が失われると、血流が滞り、汗もかきにくくなります。
結果、体温が下がらず、脳などの重要な臓器に負担がかかるため、熱中症の症状がおこります。
特に更年期世代は、自律神経のバランスが乱れて、体温調節の機能がうまく働かず、暑さに弱くなりやすい傾向があります。
ヨガで熱中症になりにくい体へ
ポイントは、熱を逃すために汗をかくこと、そして水分保持のための筋肉です。
①ヨガで汗をかく
熱中症は、体から熱を上手く逃がせなくなることから起こります。
汗をかくことは、体温を下げるために欠かせない働きです。
汗をかかない生活が続くと、汗腺の機能は衰えてしまいますが、
日頃から体を動かして汗をかくことを習慣にしていると、
その機能を保つことができます。
ヨガは、無理なく体を動かしながら自然に汗をかくのに役立ちます。
汗をかける体を育てることが、熱中症予防につながりますよ。
②ヨガで筋肉を養う
体は汗をかくことで熱を逃がしますが、汗と一緒に水分も失われます。
水分補給はもちろん大切ですが、実は体の中に水分を保てる力も重要なんです。
その鍵になるのが「筋肉」。
筋肉は水分を多く含む組織で、体内の水分を貯える役割があります。
ところが、年齢とともに筋肉は減りやすく、水分保持力も低下しがちに。
ヨガで筋肉を維持しておくことは、熱中症対策としても効果的なんですよ。
熱中症を防ぐためのヨガの練習
こんなに暑いと、
「体を動かすのが億劫だなぁ」
「汗をかきたくない」
「動いて疲れるのがツラい」
と思われるかもしれませんね。
ヨガの練習も、座って、または仰向けで行うポーズばかりをやっていませんか?
それでは汗をかくこともできず、筋肉も衰えてしまいます。
本格的な猛暑になる前に、今のうちから、
筋肉を使うポーズも行なって、筋力が衰えないように、
適度な汗をかくヨガの練習がおすすめです。
おすすめのポーズ
①汗をかくために
・体側を伸ばすポーズ
呼吸が深まって、発汗を促す効果があります。

②筋肉を維持するポーズ
・椅子のポーズ
太ももの前の筋肉を使うことで、効率よく筋肉を維持できます。

まとめ
暑い日のヨガは、練習する環境も大切です。
暑く湿度が高いなかで体を動かすと、熱中症のリスクが高まります。
エアコンが苦手な方も、室内の温度と湿度が上がりすぎないように、
上手に調整してみてくださいね。
そして、こまめな水分の補給も忘れずに。
ヨガを通じて、暑さに対応できる体を育てていきましょう。
今年の夏も、心地よく元気に過ごせますように。

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