ヨガで花粉症対策〜自律神経を整えてツライ症状をラクに
こんにちは。
Sugandha(スガンダ) Yoga のエミです。
今年の冬は比較的暖かいせいか、
1月下旬からもう来ているようですね、
花粉が。。。
今年は統計開始以来、
最も早く花粉症が飛んでいるらしいですし、
飛散量も昨年より多く、
多いところでは、昨年の2倍になるとの予想もあります。

鼻水が止まらなくて、ティッシュが手放せない!
呼吸がしにくくて苦しい
くしゃみが止まらなくて、ムズムズがおさまらない
喉のイガイガが続く
目がかゆくて、涙が止まらない
肌が乾燥して、かゆみもある
この花粉症の不快な症状、日常生活にも支障が出ますよね。
こうした症状が続くと、身体的な疲労だけでなく精神的なストレスも溜まりやすくなります。
今回は、ヨガでできる花粉症対策をご紹介します。
花粉症と自律神経の関係
花粉症は、体の免疫システムが花粉という外部刺激に過剰反応することで起こります。
特に、副交感神経が優位になりすぎると、
鼻粘膜の血流が増えて鼻づまりが生じやすくなることがあるんです。
このため、自律神経全体のバランスを整えることが重要です。
更年期と花粉症
更年期に入ると、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が減少し、
ホルモンバランスが大きく変化します。
この変化は、自律神経や免疫システムに影響を及ぼし、
アレルギー反応が強く出ることがあります。
そのため、更年期に花粉症の症状が悪化したり、
新たに花粉症を発症することがあるのです。
さらに、エストロゲンの減少は肌の潤いやバリア機能の低下を招き、
皮膚が乾燥しやすくなります。
この状態で花粉に触れると、肌のかゆみや赤みなどの症状が現れやすくなるんです。
ヨガでできる花粉症対策
ヨガは体と心のバランスを整え、
自律神経や免疫システムに働きかける効果があります。
呼吸法やポーズを通じて自律神経のバランスを整え、
ストレスを軽減することで、
ホルモンバランスの乱れによる不調を緩和する効果が期待できます。
特に、更年期の女性にとって、
ヨガは花粉症だけでなく、
心身全体の健康を支える強力なサポートツールになりますよ。
①鼻洗浄 ネティ
まずは、鼻を洗うことで、鼻水・鼻詰まりの症状をラクにしましょう。
鼻洗浄は、耳鼻咽喉科でも勧められていますね。
鼻洗浄用のアイテムが薬屋さんでも売っていますが、
ヨガではポットを使っての鼻洗浄が伝わっています。

このようなポットを使って、
片側の鼻孔から塩を溶かしたぬるま湯を注ぎ、
反対側の鼻孔から出して洗います。
鼻が詰まっていると、口に流れ込むので、
口から吐き出します。
詰まっていても、
しばらくやっていると詰まりが取れてきます。
プールで鼻に水が入ったような、
あのツンとした痛みがあるのではと思われますが、
ぬるま湯で、ちゃんとお塩を入れれば全然大丈夫です。
本当にすっきりして気持ちがいいんです。
鼻詰まりが取れてスッキリします。
②呼吸法
呼吸器官の浄化と、自律神経のバランスを整えるのにおすすめなのは、呼吸法です。
・カパラバティ
カパラバティは、クリア(浄化法)でもある呼吸法です。
吐く時に腹部を凹ませて、強制的に強く息を吐ききります。
肺を空にするイメージです。
吸うときは力を入れず、自然に息が入ってきます。
この呼吸を素早く繰り返します。
言葉での説明ではわかりにくいので、
先生に教えてもらった方がいいですよ。
この呼吸法の効果としては、
呼吸器系の浄化、酸素の摂取量が増える、
精神が明晰になる、集中力が高まる、
エネルギーが活性化されるなどがあります。
アーサナの前に行なうことで心身を浄化し、
アサナの効果を更に高めることができます。
朝にネティとカパラバティを行なって外出すると、
だいぶ症状が緩和されて楽になりますよ。
・片鼻呼吸法
呼吸を整え、自律神経のバランスを調整します。
特に、鼻づまりやストレス緩和に効果的です。
座った状態で背筋を伸ばし、右手の親指で右の鼻を押さえます。
左の鼻から息を吸い、薬指で左の鼻を押さえて右から息を吐きます。
次は左の鼻を押さえたまま、右の鼻から吸って、左から吐きます。
これを繰り返します。
③症状をラクにするおすすめのポーズや動き
副交感神経が優位な状態が続くと、
鼻水や鼻詰まりの症状が出やすくなります。
交感神経を優位にして、
自律神経のバランスを取ることで、
症状をラクにします。
ヨガでは、自律神経のバランスを整える動きがたくさんありますが、
交感神経を優位にすると言われているのが、後屈とツイストです。
・らくだのポーズ
胸を大きく開くことで肋骨が広がり、呼吸が深まります。
深い呼吸によって副交感神経と交感神経のバランスが整い、鼻づまりが軽減されます。

他にも、魚のポーズなど、胸を開くポーズはおすすめです。

・ツイスト
ねじる動き、ツイストも、交感神経を優位にするポーズです。
腹部に刺激を与えることで内臓を活性化させ、血流を促進します。
体内の巡りが良くなり、免疫力の向上が期待できます。

・肩甲骨を動かす
肩甲骨まわり、特に肩甲骨から上の筋肉と筋膜を伸ばすことで、
鼻の粘膜の血流が良くなり、鼻の通りがよくなりますよ。
ワシのポーズなどがおすすめです。

・脇の下をしめる
脇の下には、血管を収縮させる交感神経があります。
脇の下を圧迫すると、反対側の鼻につながる交感神経が刺激されて、
鼻の粘膜の下にある血管が縮まるので、鼻の通りが良くなります。
脇を締める動きは、即効性がありますが、
長時間効果が続くものではないので、
一時的にラクになりたい時におすすめです。
賢者のポーズAは、脇の下を圧迫して刺激します。

④ナシヤ アヌタイラ
アヌタイラは、アーユルヴェーダの点鼻オイルです。

このオイルで鼻のトリートメント(ナシヤ)をします。
ベースはセサミオイルで、アーユルヴェーダハーブが配合されています。
鼻にオイルを入れるのは痛いんじゃないかと思っていたんですが、大丈夫です。
それより気になるのは、アーユルヴェーダハーブ独特の匂いと味。苦い。
このオイルを点鼻して、喉にオイルが落ちるのを待ちます。
飲み込まずに口から出して、うがいをします。
花粉症のときの、あの鼻のムズムズ、とっても不快ですよね。
このムズムズが楽になります。
日本でもネットで販売されていますよ。
まとめ
生活習慣も、花粉症の改善には大切です。
寝不足や疲れている時、症状がひどくなりませんか?
十分な睡眠、ストレスを溜めない、食べ過ぎない、
適度な運動で、体に負担のない生活を心がけましょう。
適度な運動のために、ヨガのアーサナは効果的です。
全身を動かすことで、血液やリンパの循環を良くするので、
代謝が上がり、体の不要物を出しやすくします。
また、無理なく体を動かすことで筋肉を緩ませ、体がリラックスします。
体がリラックスすると、気持ちも楽になって、
ストレス解消にも役立ちますよ。

無理のない範囲で、朝や夜のリラックスした時間に取り入れてみてください。
まずは簡単なポーズや呼吸法から始めてみるといいですよ。
今回ご紹介したヨガのポーズや呼吸法を日々の生活に取り入れることで、
花粉症の症状緩和に役立ててもらえたら嬉しいです。
Sugandha (スガンダ)Yogaでは、 蓮沼・蒲田教室、出張でのプライベートヨガを開催しています。
腰痛、膝痛など、体にお悩みがある方々にも好評です。
お気軽に体験レッスンをお試しください。