夏のこむら返りとむくみに――ヨガで脚のやさしいセルフケア
こんにちは。
Sugandha(スガンダ) Yoga のエミです。
夏になると
「脚がつるんです」
「夜中にふくらはぎが痛くて目が覚めました」
という声をよく聞くようになります。

私も会社員の頃は、
夕方になるとふくらはぎがパンパンにむくみ、
靴がきつくなることがよくありました。
むくみ特有の痛みがあるんですよね。
さらに、暑くなると「ふくらはぎがつる(こむら返り)」というお悩みが増える傾向があります。
実際、夏は汗をかきやすく、冷房で体が冷え、筋肉や神経が影響を受けやすい季節。
とくに40代後半からの「ゆらぎ世代」の女性には、
むくみやこむら返りが重なって出やすいんです。
今回は、こむら返りの原因と、ヨガでできる対策をご紹介します。
なぜ夏に足がつる?——5つの原因
こむら返りは、はっきりとした原因が特定されていないものの、
次のような要因が重なって起こると考えられています。
① 筋肉量・筋力の低下
運動不足で筋肉が衰えると、血流や代謝が悪くなり、
筋肉がけいれんを起こしやすくなるんです。
② 柔軟性の低下
筋肉を動かす機会が減ると、筋肉は硬くなって、
急な収縮に耐えられずにつりやすくなることも。
③ 体の冷え(特に下半身の冷え)
冷房で足元が冷えると血行不良になり、
筋肉がこわばってこむら返りが起こりやすくなります。
④ 脱水とミネラル不足
汗をかきやすい夏、
汗によって失われるナトリウムやカリウム、マグネシウムなどのミネラルが不足して、
神経と筋肉の伝達を乱し、こむら返りが起こりやすくなってしまいます。
⑤ 女性ホルモンの変化と更年期
40代後半からの更年期、女性ホルモンが減少することで、筋肉が衰えやすくなります。
さらに、更年期に自律神経のバランスが崩れて血流が滞りやすくなるのも、
こむら返りが起こりやすい原因なんです。
足がむくむとこむら返りになりやすい?
むくみとは、皮下に余分な水分がたまった状態。
長時間同じ姿勢でいることや、筋力の低下が主な原因となって、
ふくらはぎの筋ポンプの働きが弱まると、
血液やリンパの流れが滞り、むくみや冷え、筋肉の緊張を引き起こします。
むくんで冷えた筋肉は、酸素やミネラルが届きにくくなり、つりやすい状態に。
つまり、むくみやすいと足がつりやすいんです。
むくみについてはこちらのブログもご参考に。
ヨガでできる、こむら返りの予防とむくみ対策
足がつらないように、
しっかり水分とミネラルをとって、
足を冷やさない(就寝時に薄手のレッグウォーマーを使うのもいいですよ)のが大切です。
そして、筋肉が緊張状態にあるために足がつるので、
ヨガで筋肉を動かして、緩めて、温めて、ケアしておきましょう。
こむら返り予防におすすめのヨガポーズ
1. スプタ・パーダングシュターサナ(仰向けで足を上げるポーズ)
足首をしっかり曲げ、ふくらはぎが伸びるのを感じましょう。
寝たままできるので、就寝前にもおすすめですよ。

2. ジャーヌ・シールシャーサナ(片脚前屈)
ふくらはぎ・太ももの裏側をじっくり伸ばして、筋肉を緩めます。

3. マラーサナ(花輪のポーズ)
股関節や骨盤まわりをゆるめ、下半身の血流を改善します。
骨盤底筋にも優しい刺激を与えてくれますよ。

おわりに:夏こそ、ヨガで体を動かしましょう
夏は暑さで体を動かす機会が減り、筋力が低下しやすいですよね。
無理なく体を動かせるヨガなら、
筋力と柔軟性の両方をバランスよく育てられます。
夏こそヨガで、こむら返りやむくみを予防して、
夏の不調をやわらげて、自分らしく軽やかな毎日を過ごしましょう。

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