「シャバアーサナ(死体のポーズ)で寝てしまう」ー夏こそ深い休息を
こんにちは。
Sugandha(スガンダ) Yoga のエミです。
「シャバアーサナ(屍・死体のポーズ)で寝てしまっていました」
「気づいたら終わっていて、一瞬、どこにいるのかわからなくなりました」

そんな声を、夏になるとよく耳にします。
実際、夏のヨガクラスでは、シャバアーサナの時間になると、
ふっと寝息が聞こえてくることも多くて、
「みなさん、リラックスできたんだな」
「夜、ぐっすり眠れていないのかもしれないな」
と感じることがあります。
暑さで寝苦しい夜が続いたり、体の疲れが抜けなかったり。
夏は、思っている以上に、心も体も休息を必要としているんですよね。
目次
シャバアーサナの意味ー死体をまねる
ヨガの最後に行うシャバアーサナ(しかばね・死体のポーズ)。
「死体をまねる」ように、すべての力を抜いて横たわることが、このポーズの目的です。
動かず、ただそこに「在る」。
そんな意図的な静けさを体験することで、
身体の緊張がゆるみ、深いリラクゼーションが得られます。
このポーズは、単に「体を休める」だけでなく、
気分や感情、思考といった「マインド」を静かにしていくことも目的とされています。
実はこの「マインドを静かにすること」は、
体をリラックスさせるよりもはるかに難しくて、
シャバアーサナは「最も修得が難しいポーズ」と言われることもあります。
ただ横になっているだけに見えて、実はとても奥深いポーズなんです。

シャバアーサナの効果
シャバアーサナには、主に次のような効果があります。
- 身体の緊張をゆるめて、疲労回復をうながす
- 自律神経を整えて、マインドの安定をサポートする
- アーサナや呼吸法の効果を体に定着させる
シャバアーサナは、心身の疲労回復やストレス緩和にもなる、とても大切なポーズなんです。
寝てしまっても大丈夫ー今のあなたに必要な時間だから
シャバアーサナで、つい眠ってしまうこともありますよね。
「寝ちゃってすみません」
「最後の記憶がなくて…」
と、恐縮される方もいらっしゃいますが、
私は、寝てしまってもいいと思っています。
それは、体がそれだけ「休みたかった」というサイン。
心と体がリラックスして、ようやく力を抜けた時間なのかもしれません。
本来、シャバアーサナは「睡眠」とは異なりますが、
眠ってしまうのも「今の自分に必要だった時間」と受け取っていいと思います。
夏の疲れに、深い休息・シャバアーサナというセルフケアを
夏は、質の良い睡眠がとりにくい季節。
そんなときこそ、日中に少しでも深く休む時間を持つことで、
夜の心地よい眠りにもつながっていきます。
寝てしまっても、リラックスできたのだから、それでいい。
自分にやさしい時間にしてくださいね。

シャバアーサナについてもっと知りたい方へ
これまでにも、さまざまな視点からシャバアーサナについて記事を書いてきました。
ご興味のあるテーマがあれば、ぜひ読んでみてくださいね。
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