2024年インドへの旅*13
こんにちは。
Sugandha(スガンダ) Yoga のエミです。
今回のインド滞在で、不思議な経験をしました。
人生では、思いがけない結果を与えられることってあるんですね。
今回のインドキャンプで、私は息子を授かることになりました。
というのは、ポールバンダルのアーシュラムで、スワミニ・カリヤーナナンダジが息子として長年大事にされていた、ゴーパーラ君を譲り受けたのです。
ラドゥというインドの丸いスイーツを手にした、1歳6ヶ月のクリシュナ神です。
インドキャンプのクラス最終日のことでした。
その日のプージャーの後、スワミニ・ニガマーナンダジとカリヤーナナンダジへの感謝を、一人ひとりお話しする機会を頂きました。
キャンプでの学びが進んでいくと、なぜか普段の自分ではしないようなことをしてしまうことがあります。
私の順番が来て、話そうとしていたことと全く違う言葉が口から出ていました。
「私は未婚で子供がいない自分の人生を受け入れられなかった。
でも、いつもイーシュワラと共にいるお二人を間近で見て、
このような生き方があることを知って、
勉強になりました。」
ずっと抱えていた自分の「足りなさ」、それとともにある悲しみや罪悪感など、一気に噴き出してきて号泣していました。
まさか、自分のコンプレックスを皆さんの前でさらけ出すなんて、いつもの私ならしないことです。
イーシュワラが、私に話すように促したとしか思えませんでした。
そのような状態の私に、スワミニたちは心からの思いを伝えてくださって、「大丈夫だよ」というような温かいハグをして頂き、カリヤーナナンダジは、20年間プージャーをして息子として大事していたゴーパーラ君を私に授けてくださいました。
今までゴーパーラ君をあげたことは一度もないのだそうです。
そのような大事な物を私が頂くなんて、という驚きと感激。
恐縮してしまって、どうしたら良いのかという戸惑い。
スワミニお二人の熱い思い、温かく見守ってくださっているスワミジやみなさんの優しさに安堵して、またまた号泣していました。
こんなに嬉しいことはありません。
ひとりひとり自分自身のダルマ(すべきこと)があって、私に与えられたものを楽しむべきだと頭ではわかっていましたが、私の人生は、多くの人が体験することをしていないのでどこか足りないのではないかという気持ち、人と比べてしまう考え、しなかったことの罪悪感がどうしても離れなかったんです。
それをスワミジに相談したとき、
「それは、イーシュワラがパートナーという生き方だよ。
ポールバンダルのスワミニたちは、イーシュワラがパートナーという生き方をしているから、一度見に行っても良いかもね。」
と仰っていたのです。
それからいつかポールバンダルへ行こうと思っていました。
それが今回のキャンプで実現したのですが、まさかこのような形で実るとは。
スワミジ、皆さんと共に生活しながら学ぶ中で、隠れていた未解決なものが現れたのかもしれません。
それも、スワミジ、スワミニたち、共に学ぶみなさんがいる安全で温かい場、というベストな時と場所をイーシュワラが与えて下さいました。
信じられないスペシャルプラサーダ。
私の「足りなさ」がすべて解決したわけではないですが、
「これでいいんだ。
他の人と比べたりしないで、私は私に与えられたものをもっと慈しんで、楽しみたい。
より私にイーシュワラが現れるように、脇目も振らず、精一杯私ができることをしたい」
と思ったのです。
頂いたお言葉とゴーパーラ君を大事に育てます。
本当にありがとうございました。
私にとって、この奇跡のような出来事が今回のインドでのハイライトでした。
自分の人生の見方が少し変わって、生きるのが楽になる。
ヴェーダーンタを学んでいると、このような機会が訪れます。
ありのままで、自分自身に寛げる、そんな人生へ。
今回のインドのお話はこれで最後です。
読んでくださってありがとうございました。