「人生のゴールとは?」
月に1回、ヴェーダーンタの勉強会を開催しています。
おかげさまで、先生と勉強仲間に恵まれ、勉強会は4年目になりました。
今月から、スワミ・ダヤーナンダジ(私の先生、スワミ・チェータナーナンダジの先生)のテレビ番組「スピリチュアル・ヘリテージ」の日本語訳をみんなで読んで、共に学んでいます。
私個人の振り返りと、整理のために、ブログに思ったことを書いていこうと思います。
今回は、第一話「What is Spiritual Heritage?」
インドでは、普遍的な人間のゴール・目的が明確な世界観をもとにした、文化や宗教が引き継がれてきました。
Spiritual Heritage・スピリチュアルな遺産です。
ヨーガもインドの文化や生活の一部ですが、それもすべて、この世界観・教えをもとにしています。
なので、インドの文化や宗教を知ることで、「そういうことだったんだ!」とわかることがあります。
私がこの第一話で、もっともグッときたのは、人生のゴールについてのお話でした。
「人生のゴールは、死後に達成されるものではなく、今生きている間に成し遂げられなければ意味がないこと。」
生きている間にゴールがなければ、何のために生きているのか、迷子ですよね。
(「死んでからゴールが見つかるのなら、生まれてくる必要はない」とバッサリ言われています。)
「一体、人間って何のために生まれて、何のために生きているんだろう。」
ずっとこの疑問が、私の中にありました。
特に挫折を経験したり、辛い体験をしている時とか。
「うまくいっている」ような状況のときは忘れてしまうんですけどね。
で、また「うまくいかない」ときに、この疑問が出てきて、「生きるって、虚しいな」と思ったり、その繰り返しでした。
根本的なこの疑問が解決されない限り、
「何のために、学校行って勉強するの?」いい学校にいって、いい会社に入って、仕事をするため?
「何のために、働くの?」生きるためにはお金が必要で、そのために働いて。それが一生なの?それでいいの?
このような疑問も解決できないのです。
ダヤーナンダジのお話は、
「この人生を生きているということが人生のゴールです。」
なるほど、そうきましたか。
(どうしてこのような回答なのか、気になる方は、ヴェーダーンタのお話をある程度の時間聞いてみて下さい。私は一言で説明できません。ごめんなさい。)
そして、
「何のために生きているんだろう。人生のゴールって何?」
という質問が出てくるのは、「生きているということで満たされていないから」、と仰っています。
私、すごーく心当たりがあります。
先に書きましたが、このような疑問が出るときは、「うまくいかない」とき、そう、不満があるときです。
でも、「うまくいかない」ときに疑問があらわれて、「うまくいってる」ときにはただ隠れているだけです。
「うまくいってる」ときは見て見ぬ振り、ベースにこの疑問があるのです。
それはなぜかというと、基本的に自分への不満があるからです。
今うまくいっていても、うまくいかないときも必ずあるし、
何かを得て一時的に満たされても、また次に欲しくなるし、
何か達成して嬉しくても、その喜びは長く続かない。
そこそこ生きてきたら、誰もが気づきますよね、こういう方法で完全に満足することはない、ということを。
ということで、「自分自身の満足」についてのお話が第2話です。