立って前屈すると、めまいのようにクラクラするのは

こんにちは。

「やさしいヨガと出会う場所ーSugandha 蓮沼・蒲田/横浜 ヨガ教室、

出張プライベートヨガ」 emiです。

 

今回は、よく伺うご質問、

前屈するとクラクラする

ということについて。

「立って前屈すると、クラクラして、めまいのような状態になります。

私の体質は、ヨガに向かないんでしょうか?」

質問をして下さった方が、ヨガを始めて1・2ヶ月の時でした。

ヨガの動きに慣れてきて、楽しいし気持ちよくなってきたけれど、

クラクラするのは自分の体質に合わないのでは、と思われたようです。

このような状態になると、前屈するたびに

「またクラクラしちゃうのかな。」

と不安になりますし、

ヨガをすることにも前向きな気持ちになれないこともありますよね。

 

いつクラクラしますか?

お話を伺うと、

「前屈してから、起きてくる時にクラクラする」

と仰っています。

 

原因と対策

原因は、前屈して心臓より下に頭を下げているので、

頭の方に血が送られていきます。

血圧が上がっている状態です。

そこから急に上半身、頭を起こしてしまうと、

急激に足の方に血液が流れ、血圧が下がり、

体が対応できずに、頭から血の気が引くというか、

クラクラしてしまいます。

 

対策としては、起きる時はアゴを引いて、

背骨を丸めるようにしながら、

頭が最後に持ち上がるように、

ゆっくりゆっくり起きることです。

ゆっくり動くことで、血圧が急に下がることを防ぎます。

その通りに行っても、人に依ってクラクラしてしまうこともあります。

ご自分が行っていた「ゆっくり」よりも、もっとゆっくりで良いので、

他の人より遅くなっても良いので、

時間をかけて起きてみて下さい。

(それでもクラクラしてしまったら、一旦お休みしても大丈夫です。)

 

気をつけて行うことで、クラクラしなくなった方がほとんどです。

更に続けて練習することで、体が慣れるのか、

全く気にならなくなったというお話もよく伺います。

あきらめずに、無理のない範囲で続けてみて下さいね。

もともと乗り物酔いしやすい方、めまいの体質がある方は、

慣れるまで時間がかかるかもしれません。

前屈をする時に、両手を脚の前面(太ももあたり)に添えて、

あまり深く頭を下げずに行ってみて下さい。

起きる時は特に丁寧に。

慣れてきたら、少しずつ深めていきましょう。

 

ヨガで深い呼吸をしながら動くと、

有酸素運動にもなりますし、

体を動かすことでストレスの軽減もできます。

快眠にも役立ちます。

無理のない範囲でヨガを生活に取り入れることで、

少しずつ症状が改善するのではないかと思います。

 

ヨガに向かない体質はあるの?

私はヨガに向かない体質の人はいないと思っています。

クラクラするなら、そのようなポーズはやらなくていいし、

やさしい方法で行うこともできます。

グループレッスンでは、どうしても前屈・後屈等、

クラクラしやすい方にはツラいポーズを行うことがあります。

心配な方は、インストラクターに相談して下さい。

その方にあったやり方をお伝えします。

「めまいがする、クラクラするからヨガが体質にあわない」

ではなく、

「あなたの体にあわせてヨガを練習する」

って思ってみて下さいね。

不安を感じずにヨガの練習ができると、

よりリラックスして、集中できますので、

本来の快適さや満足感が得られると思います。

ヨガがみなさんの体の健康や、よりよい生活に役立ちますように。

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