「円山応挙 ― 革新者から巨匠へ」ー作品が伝えるもの
こんにちは。
Sugandha(スガンダ) Yoga のエミです。
三井記念美術館で開催されている
「円山応挙 ― 革新者から巨匠へ」展へ足を運びました。
日本橋の静かで整った街並みをゆったり歩いて、三井本館7階の美術館へ。
三井本館は、昭和初期に建てられた重厚な洋風建築で、
建物自体も国の重要文化財として指定されています。
美術品はもとより、クラシックで荘厳な建物も見る価値がありますよ。

私が見たかったのは、
香川こんぴらさんの「遊虎図襖」。
香川からはるばる運ばれてきた、壮大な襖絵。
目の前に立つと、吸い込まれそうです。
展示されているもので、これほどの臨場感なのだから、
実際のお部屋でこの襖絵に囲まれていたら、
まるでこの虎さんたちと同じ空間・次元にいるように感じるでしょうね。




ふかふか毛皮の虎さんたち。
毛並みの豊かさ、温かさ、柔らかさまでもが伝わってきます。
この時代、日本に虎はいなかったので、
応挙は虎の毛皮などを見て虎を描いたそう。
虎の毛皮の詳細なスケッチも展示されていて、
あまりにも詳細に写実しているのに驚きました。
応挙が描く動物は、この虎さんたちもそうですが、丸みがあって可愛いのです。
子犬も、ウサギも、いたちも。
円山応挙の「梅鯉図屏風」と伊藤若冲の「竹鶏図屏風」が並べて展示されているのも、
なんて贅沢なのかとうっとりしました。
今回初めて知ったのですが、
足のない幽霊の図を書いたのは、応挙が初めてなのだとか。
さらに、虎の毛皮のスケッチを見て、シヴァ神を思い出しました。
シヴァ神は、虎の毛皮の上に座っている姿で描かれていることが多いんです。
うちのシヴァ様も。

応挙の絵を前にして、圧倒的な存在を感じながら、
尊いものに触れるときの、マインドの落ち着きを体験しました。
きっと応挙を通して、イーシュワラ・神がこの絵を現したのだろうと思いました。
イーシュワラを想う、瞑想のような時間となりました。
三井記念美術館
円山応挙「円山応挙 ― 革新者から巨匠へ」
11月24日まで開催しています。
https://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html
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