「令和」に思うこと
こんにちは。
「やさしいヨガと出会う場所ーSugandha 蓮沼・蒲田/横浜 ヨガ教室、出張プライベートヨガ」 emiです。
早いもので、平成もあと2週間を切りました。昭和が遠くなりますね。
4月1日に、新元号が発表になりました。5月から「令和」です。まだ馴染みがないせいか、これが元号だとまだピンときてません。平成もそうだったので、そのうち慣れるのでしょうね。
今回は、この元号と発表の時に思ったことを書きます。
令和と聞いて、または官房長官が掲げた額に書いてあった漢字をみて、どう思いましたか?
私は、特に何も思わず、「そうなんだ」、と反応しただけでした。
その後テレビを見ていたら、「令和という言葉に、あまり良い印象がない」という感想を持った方が多いみたいですね。なぜなら、令は命令とか指令とか、上から目線で指図される感じがするのだそうです。
確かに、令がつく、日常よく使う言葉としてすぐ思いつくのは、「命令」「指令」とかですよね。それはよくわかります。
しかし、ある言葉に対して、自分が持っている意味や定義、印象って、結構思い込みだったりするんですよね。間違っていたりや不完全だったりします。
こういうのは、気をつけた方がいいな、と思います。言葉を使って考えて表現しているので、言葉は物の見方の土台になるものです。言葉に対して、間違った意味や印象を持たせていたら、間違った物の見方になるし、思い込みや偏見のもとになる可能性があります。なので、できるかぎり自分の中の言葉の間違いは訂正したいと思っています。
これはヴェーダーンタを学び始めて思った事です。
ヴェーダーンタは言葉を使って教えられるので、ある言葉に対して間違った意味を持たせていたり、聖典や先生と違う意味で言葉を使っていたら、当然理解できなくなります。言葉はとっても大事です。
それで「令」を調べると、
①いいつける、命じる、いいつけ ー 令状、命令
②のり、きまり、おきて ー 訓令、法令
③よい、立派な ー 令色、令名
④他人の親族に対する敬称 ー 令室、令嬢
なんだ、いい意味もあるじゃないですか。
ここからは私の個人的な意見ですが、「いいつけ」という意味も、私たちが普通に考えるのとは違うかもしれないと思います。
誰からのいいつけなのでしょうか?
両親、先生、目上の人、上司、権力者?とか、そんな風に連想すると、押し付けられてる感じがして、令に良くないイメージを持ちますよね。
私たちのご先祖様は、もっと自然の近くで暮らしていて、自然そのものも、自然現象も含めて、万物に神が宿ると見ていた思うのです。
そういう見方を持った人々にとっては、神からのいいつけが大事だったのではないでしょうか。元々は神からのいいつけ。これって聖典のことなんじゃないかなぁと思ったんです。
すると、また違うテレビを見ていたら、金田一秀穂先生が解釈をされていました。
「令というのは本来的には神様の言葉」
なるほど、すごく納得です!
私にとって令和は、
「神様の言葉と調和する」
ということにしました。
神様の言葉と調和して、穏やかで平和に過ごせますように。
そういう時代になることを願うばかりです。